騎士と職人の街「サアド・マリク」

【外観・環境】
・卵型の外殻に覆われ、内壁に沿うように建物が造られた、縦長の街
・外殻部分に門が設置され、定期的に開閉される。手動の為、開閉に30分かかる
・気候、温度などは年間を通して常に一定
・主に騎士達の暮らす「一番街」と、職人達の暮らす「ニ番街」、その他の人々が暮らす「中心街」で構成
・食物を育てる畑が無いため、食料全てを草の庭から輸入している

【文化】
・元々は傭兵騎士団の街として発展した歴史がある
・お願いされたら動くけどそのかわり利益よこせ
・伝統と規律、世襲など、非常に制限が多い(その為、他庭からの移住が困難とされる)
・職業選択は自由だが「騎士」「職人」のみ世襲であり、どうしてもなりたい場合は養子になる必要がある
・職業に対して差別的な姿勢はないが、スタンスの違いから喧嘩になることはある
・元々他の種族を受け入れない排他的な街。しかし近年の他庭との交流でそうは思わない住人も増えつつある

騎士と職人

それぞれ団長、総監督は守護者レジスチルだが、それを補佐する副団長、組合長がいる。
両者の関係は持ちつ持たれつで均衡が保たれているが、最近は庭の在り方のスタンスの違いで衝突しやすい。

傭兵騎士団「月白(geppaku)」
鋼の庭初期から続く騎士団。
特定の主君を持たない変わりに、他の庭に対して警護や災害支援を行っている。
レジスチルに仕えていると思われがちだが、レジスチル自身も団に所属する騎士という立ち位置である。

伝統や規律を何より重んじ、融通の効かない真面目な者が多い。
他庭と連携し、鋼の街を技術都市にしようと考えている守護者に反発している。

職人組合「漆黒(sikkoku)」
騎士団とともに初期から続く武器職人の組合。
主に騎士達の武器や鎧の受注を行っていたが、時の流れの中で他庭からの武器以外の注文も受けるようになった。
近年、魔力に頼らない飛行艇開発に着手し、飛の庭と技術協定を結び共同開発を行っている。
他庭からの受注も、共同開発も、全ては自分達の腕を磨くにはもってこいだと思っており、
さらにそれでお金がもらえるんだから得だと感じている者がほとんど。

伝統よりも技術や文明革新に興味を示し、利益になるなら助け合いも悪くないと思っている。
守護者に不満は無いが、騎士団なんとかしてくれと感じてる。

飛行艇ドッグ建設事故

40年前に、魔力に頼らない独自の飛行機関の開発の為、飛行艇ドッグの建設が計画された。
しかし不慮の事故により建設途中のドッグは崩れ、街の一部を破壊。これに巻き込まれた当時の人柱が事故死した。
この事故により鋼の庭の人柱は一人となり、現在も空席となっている。

他の庭とのつながり

草の庭
食料を供給してもらっているため騎士団すら頭が上がらない。

飛の庭
飛行艇の共同開発により最近交流が多くなった。
他の事どうでもいいけど飛行船技術スゲー。

毒の庭
工場施設の部品を受注している。

雷の庭
発達した技術に関心している。
教えてほしいけど向こうに返す見返り何も用意できないから頼めない。

闘の庭
騎士団がたまに修行に訪れる。

氷の庭
こっちくんな。

炎の庭
こっちくんな。

地の庭
こっちくんな。


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